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2018.02.23 Friday

ギブスが取れました〜

 

1月中旬のインフルエンザにつづき、

下旬に思わぬ左手首骨折!

不自由な生活でしたが、本日めでたくギブスが取れました〜!手

 

ところでみなさん、ギブスって種類があることをご存知ですか?

 

骨折した直後は、添え木に包帯を巻く形の「ギブス・シーネ」。

しばらくは患部が腫れて膨張したりするため、ある程度伸び縮みに対応するギブスのようです。

 

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これが肘上まであるギブス・シーネで、腕を吊り下げたまま一週間過ごしました。

 

患部の腫れも引いたところで、ガッチリと固定するギブスに変わりました。

こちらは肘より下なので肘が曲げられますし、肩から吊り下げなくても大丈夫です。

 

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「抜け殻」の図。

特殊な素材の包帯を、水に濡らして腕に巻きつけていくと

巻きつけた形状に合わせてガッチリ固まります。

 

巻きつけ方に不具合があると、腕が圧迫されて神経を痛めたりすることも稀にあるので

ギブスを巻くのは翌日が診療日の場合だけだそうです。

万が一、腕が痛くなっても休診日だと対応できないから、とのこと。

 

最初のギブス・シーネの「添え木」も、腕の形状に合わせて変形する素材でした。

添え木を当てて包帯を巻いてもらっていると、なんだかじんわり温かいのです。

 

「先生、なんだか温かいんですけど、これ温熱湿布ですか?」と訊くと

「骨折は冷やさなくちゃいけないのに、バカなことを言っちゃいかん。

これは素材が固まるときに放熱しているんだ」とのことでした。

 

知らないあいだに医療用品って、どんどん進化しているんですね。クローバー

 

あと2、3日、寝るときは「抜け殻」をしておいたほうが良いとのこと。

しばらく動かしてなかったので、寝返りなどの拍子に痛むことがあるそうです。

 

骨折した経過はお恥ずかしくて話せません。

これに懲りて、今後は慎重に行動しなければ、、、

 

みなさま、どうぞご自愛くださいね。

 

2017.12.28 Thursday

あたらしい年へ SMILE

 

今年前半はほとんどブログを更新しなかったのですが、

10月からの絨毯展で、にわかに記事を書くようになりました。

 

絨毯展にいらしてくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

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今年最後の記事に、トルコのコンヤ地方のフラグメントをアップします。

 

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ボーダーデザインがゆったりしているので19世紀末ではなく、もう少し古いものだと思われます。

 

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インディゴのアブラッシュ(染めむら)がいい感じ♪

 

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地母神のモチーフもおおらかな印象。

 

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つややかなウールを使った手縒り糸をながめているとホッとします。

 

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糸が太くなったり細くなったり‥‥

 

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透明度の高い赤。

絨毯やキリムの「赤」は、たいてい「茶」が混じった色ですが、これは真紅。

インディゴも濃紺に近い部分があり、染色も全体に見事です。

 

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真紅ではなく、いかにも「茜」っぽい色と、オーベルジーヌの紫。

 

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2018年が皆さまにとって良い年でありますように。

 

 

Smile though your heart is aching
Smile even though it's breaking
When there are clouds in the sky, you'll get by

ほほえんで 心が痛くても
ほほえんで たとえ心が折れそうでも
空が雲に覆われていても なんとかなるさ

If you smile through your fear and sorrow
Smile and maybe tomorrow
You'll see the sun come shining through for you

怖くても 悲しくても ほほえむのさ
ほほえんでいれば 明日は
おひさまが 君のために 光を投げかけてくれる

Light up your face with gladness
Hide every trace of sadness
Although a tear may be ever so near

喜びで 顔を かがやかせてごらん
悲しくなんかない ふりをしてごらん
たとえ 涙がこぼれそうでも

That's the time you must keep on trying
Smile, what's the use of crying?
You'll find that life is still worthwhile, if you just smile

挑戦することを あきらめちゃいけない
ほほえんでごらん 泣いたって なんになる?
人生 捨てたもんじゃないって わかるはず

 ほほえんでいれば きっと
 

 

2017.10.09 Monday

部族の絨毯に囲まれて聴く、アフガニスタンのうた

 

絨毯展も、残すところあと2週間。

10月7日の土曜日は、ギャラリーにて世界音楽紀行「部族の絨毯に囲まれて聴く、アフガニスタンのうた」、

アフガニスタン音楽ユニット「ちゃるぱーさ」さんのコンサートが開かれました。

 

 

ちゃるぱーささんは以前にもギャラリーオアシスで演奏されたことがあるとのこと、

昨年9月に行われた世界音楽紀行のアーカイヴスよりご紹介します。

 

「ちゃるぱーさ」はダリー語 で「ヤモリ」を意味する言葉で、ラバーブなど弦楽器担当の佐藤圭一とヴォーカル、パーカッション担当のやぎちさとによって 2007 年の初頭に結成されました。日本全国で 200 回以上のコンサートを行う他、カルザイ大統領来日時の大使館での演奏や、グルザマン師の日本公演でのサポートなど、アフガン音楽の紹介と普及に努めています。

 

長く続いた戦乱により埋もれてしまったアフガニスタン音楽は、ようやく世界の注目を集め始めました。その宝石のような煌めきを発掘する旅に一緒に出かけましょう!

 

日本では殆ど紹介されることのないアフガニスタンの音楽。しかしそこには多民族国家ならではのバラエティに富んだ伝承音楽と、流動する文化に培われた芸術音楽、そしてSP レコードとラジオ放送によって全国に普及した大衆音楽がありました。

 

パシュトゥーン、タジク、ハザラ、ウズバキなど、様々な民族が織りなす多様な音楽を、20本ほどの弦が張られた皮張りの弦楽器ラバーブと、イランの打楽器トンバク、 現地の言葉による歌声でお届けします。

 

アフガニスタンは詩の文化の国です。子どもたちは幼い頃からいにしえの詩人たちが紡いだ言葉を習い覚え、それが彼らの精神的支柱となっていきます。千年以上前の詩人によって書かれた詩が現在も歌い継がれ多くの人に愛されている、それがアフガニスタンの文化的風土です。

 

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ヴォーカルと太鼓担当のやぎちさとさんは美しい民族衣装に身を包みお姫様のよう、

三味線の遠い親戚であるラバーブ担当の佐藤圭一さんは、静かで知性的な男性、

そして4歳のアキラ君がひそかに大人たちの注目を集めていました。moe

 

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ナビゲーターの寺原太郎さん、

いつもは司会がメインで、最後に一曲だけアーティストと共演のケースが多いのですが、

今回は最初から最後まで一緒に息のあった演奏を聴かせてくれました。手

 

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これまでトゥバやチベット、トルコ、アイルランドなど

遠く離れた地域の楽器とバーンスリーが共演をして、

不思議とマッチして新鮮な感じだったのですが、

今回は特にバーンスリーとピッタリ!

地域的に近いこともあり、アフガニスタン音楽とインド古典音楽とは一定の関係があるみたいです。

 

アフガニスタン音楽を聴くのは初めてでしたが、

どこか懐かしさを感じるメロディと音の響きが美しい歌詞。

また聴きたい音楽です♪

 

「ダリー語には古いペルシア語のみやびな響きが残っていて、

千年以上前の詩がいまなお歌いつがれています。

それらの詩には対句などが使われ、歌っていてとても気持ちがいいのです」

と、やぎちさとさんが語っていたのが印象的でした。

 

君は一度の目配せで 僕を殺してしまった

君の瞳には 恥じらいさえなかった

 

君の言葉は百度も僕を傷つけ

一度の優しさもなかった

愛しい君は僕の恋人 愛しい君は愛の人

君はマシュハドの指し針 そしてブハラの刺繍糸

 

( ヘラートの民謡「kushti tu mara 君は僕を殺してしまった」 )

 

また、「タリバン時代には歌が禁止され、

楽器やカセットテープ、CDが道に投げ出されたその上をブルドーザーが圧し潰していった」

という胸が痛くなるような佐藤圭一さんのお話も聞きました。

 

1978年のソ連によるアフガン侵攻以来、いまなおアフガニスタンでは戦乱がつづいています。

 

定住の地が無く 家々をさまよう

あなたを失って 悲しみといつも肩を組んでいる

 

私のたったひとつの 愛する祖国は痛み

傷だらけで 薬さえない

 

私の祖国 誰があなたに悲しみをもたらすのか

私の人生の道 どこに行ってもあなたなしでいられない

 

( 1998年の曲「sarzamin-e man 私の国」 )

 

ROYA PROJECT というサイトにちゃるぱーささんのインタビュー記事が出ていたので、引用させていただきます。

 

Question9  今後の抱負を聞かせてください。

 

圭一さん: 私は、もっと多くのアフガニスタンの人々に、私たちの演奏を聴いてほしいと思っています。日本に古くから暮らしているアフガニスタンの方たちは、アフガニスタンでの自由で平和な時代の記憶を大事にしています。一方で、若い世代は故国について多くを学びたいと思っていますし、故国のためにできることを模索しています。世代にかかわらず、日本のアフガニスタン人の方々に、私たちの音楽を聴いて故国を偲んでほしいと思っていますし、アフガニスタンに再び平和がもたらされることを強く願っています。それから、私はアフガンミュージックの延長線上に、アバンギャルドな音楽を創り出したいですね。

 

ちさとさん: 私は、日本の人々にアフガン文化の豊かさを伝えたいと思います。アフガニスタンには「紛争」だけでなく、美しい文化が存在しているのです。それから、世界中のアフガンコミュニティを訪ねて、演奏したいと思っています。そしていつの日か、“ちゃるぱーさ”というミュージシャンとして、アフガニスタンに行きたいと思います。

 

圭一さん: 私たちは、次のアルバム作りを計画しています。そのアルバムは、タジクやパシュトゥン、ハザラ、ウズベクなど、アフガニスタン全土の様々な音楽で構成される予定です。私たちは日本人です。だから、私たち独自のアフガンミュージックの解釈を示したいと思うのです。

ほかの誰でもない、私たちだからこそ、できることを。

 

これが私たちの輝ける祖国

これが私たちの愛する祖国

それは私たちそのもの アフガニスタン

 

その川の上で、その草原で眠らせてください

その丘の上で、その山で眠らせてください

 

( de zemong zeba watan 輝ける祖国 )

 

 

(パシュトゥーン人歌手アワルミールの代表曲)

 

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休憩時間中の一コマ。

ギャラリーオアシスさんはいつも和やいだ雰囲気です。

 

コンサート後半のはじめ、私も前に出て寺原さんと佐藤さんの「絨毯インタビュー」を受けました。

まー、とにかく人前に出てマイクで喋るという経験がなかったのですが、

お二人のサポートと観客のみなさんの温かい眼差しに支えられて、なんとかお話することができました。

 

ギャラリーの常連さんに混じって、「もしかして絨毯を見に来てくださった?」

という印象の方がいらっしゃいました。

もしこのブログを見てくださっていたら、あらためてお礼を申し上げます。

 

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* * *

 

絨毯展は10月21日(土)17時までです。

よろしかったら見にきてくださ〜い!

 

苺追記苺

 

10月14日(土)10:30〜 ギャラリートーク

(所要時間 約1時間)

ギャラリーオアシスにて モチロン無料です♪

答えられるかわかりませんが、ご質問などあれば是非どーぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017.04.06 Thursday

大岡信「言葉の力」抜粋

 

詩人で評論家の大岡信さんが亡くなりました。

 

幅広い教養と深く細やかな洞察力にもとづきながら、さりげなく、

それでいて高い品格を感じさせる言葉の数々は、いまこそ再読の価値があるように思います。

 

「言葉の力」という1977年愛知県文化講堂における講演速記に加筆した文章を読んだとき、

ふだんは使い古されて単なる機能と化している「言葉」が、いのちを持って立ち上がるのを感じました。

長文なのでその中から、染織に興味のある方ならぜひ読んでいただきたい一部をご紹介します。

 

 

 美しい言葉とか正しい言葉とか言われるが、単独に取り出して美しい言葉とか正しい言葉とかいうものはどこにもありはしない。それは、言葉というものの本質が、口先だけのもの、語彙だけのものではなくて、それを発している人間全体の世界をいやおうなしに背負ってしまうところにあるからである。人間全体が、ささやかな言葉の一つ一つに反映してしまうからである。そのことに関連して、これは実は人間世界だけのことではなく、自然界の現象にそういうことがあるのではないか、ということについて語っておきたい。

 

 京都の嵯峨に住む染色家志村ふくみさんの仕事場で話していた折、志村さんがなんとも美しい桜色に染まった糸で織った着物を見せてくれた。そのピンクは、淡いようでいて、しかも燃えるような強さを内に秘め、はなやかでしかも深く落ち着いている色だった。その美しさは目と心を吸いこむように感じられた。「この色は何から取り出したんですか」。「桜からです」と志村さんは答えた。素人の気安さで、私はすぐに桜の花びらを煮詰めて色を取出したものだろうと思った。実際はこれは桜の皮から取出した色なのだった。あの黒っぽいゴツゴツした桜の皮からこの美しいピンクの色がとれるのだという。志村さんは続けてこう教えてくれた。この桜色は、一年中どの季節でもとれるわけではない。桜の花が咲く直前のころ、山の桜の皮をもらってきて染めると、こんな、上気したような、えもいわれぬ色が取出せるのだ、と。

 

 私はその話を聞いて、体が一瞬ゆらぐような不思議な感じにおそわれた。春先、もうまもなく花となって咲き出でようとしている桜の木が、花びらだけでなく、木全体で懸命になって最上のピンクの色になろうとしている姿が、私の脳裏にゆらめいたからである。花びらのピンクは、幹のピンクであり、樹皮のピンクであり、樹液のピンクであった。桜は全身で春のピンク色に近づいていて、花びらはいわばそれらのピンクが、ほんの尖端だけ姿を出したものにすぎなかった。

 

 考えてみればこれはまさにその通りで、樹全体の活動のエッセンスが、春という時節に桜の花びらという一つの現象になるにすぎないのだった。しかしわれわれの限られた視野の中では、桜の花のピンクしか見えない。たまたま志村さんのような人がそれを樹木全体の色として見せてくれると、はっと驚く。

 

 このように見てくれば、これは言葉の世界での出来事と同じことではないかという気がする。言葉の一語一語は、桜の花びら一枚一枚だと言っていい。一見したところぜんぜん別の色をしているが、しかしほんとうは全身でその花びらの色を生み出している大きな幹、それを、その一語一語の花びらが背後に背負っているのである。そういうことを念頭におきながら、言葉というものを考える必要があるのではなかろうか。そういう態度をもって言葉の中で生きていこうとするとき、一語一語のささやかな言葉の、ささやかさそのものの大きな意味が実感されてくるのではなかろうか。それが「言葉の力」の端的な証明でもあろうと私には思われる。

 

「『世界』主要論文選(1946-1995) 」岩波書店より

 

桜咲く季節に逝かれた大岡さん、

美しいことばの数々をありがとうございました。

 

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2017.03.09 Thursday

木蓮が咲いた

団地の木蓮が咲きました〜!




花びらは柔らかいけれど、花を包んでいる殻は「産毛」のイメージに反して硬めです。



動物みたい。



レイハンルキリムのトーテミック・モチーフで遊んでみました。



草間彌生センセイ〜!

2016.12.31 Saturday

空は青いぞ

今年もお世話になりました。



いつも散歩する遊歩道から。白鷺か、もしかして白鳥?



枯枝に残る花殻と種が、意外なほどに美しい。



梅には早くも蕾が…



このお家はいつもお花を欠かせることがない。



もう一つの散歩コースは近所の里山。
空が青くて、気持ちがいい。



大きな木の神社にも新しい注連縄。
きちんと手入れをしてくれる人がいるからこそ。



田んぼ、田んぼ、
お空が映ってきれいだなー。



みなさま、よいお年をお迎えください。
2016.12.29 Thursday

TREATY by Leonard Cohen

 

2016年が終わろうとしている。

 

それぞれにとって、どんな一年だっただろうか。

 

* * *

 

1998年に詩人の田村隆一が亡くなったとき、

朝日新聞を見て驚いた。

 

長身でダンディな田村隆一が15段広告のぶちぬきで真ん中に写り、

 

「じゃあ みなさん

これから いろいろ 大変だろうけど

お先に失礼します」

 

と書かれていた。(勝手にリンク

 

* * *

 

今年のノーベル文学賞がボブ・ディランに決まっていろいろ騒がしかったが、

米大統領選に沸く真っただ中の11月7日、

優れた詩人でシンガーソングライターのレナード・コーエンが静かに息を引き取った。

 

「じゃあ みなさん

これから いろいろ 大変だろうけど

お先に失礼します」

 

田村隆一のときよりも、ずっとこの言葉がこたえる。

 

* * *

 

 

最後のアルバムになった "YOU WANT IT DARKER"。

レナード・コーエンの遺書というにふさわしい。

 

ジャケットの写真なんか、泣けるね。

 

彼の身体は、すでに窓の向こう=彼岸に行っちゃっていて、

片手だけが此岸が残っている。

サングラスに映るこちらがわの風景は、どんなふうに見えたのだろう。

 

* * *

 

 

"You Want It Darker"

 

If you are the dealer, I'm out of the game
If you are the healer, it means I'm broken and lame
If thine is the glory then mine must be the shame
You want it darker
We kill the flame

 

Magnified, sanctified, be thy holy name
Vilified, crucified, in the human frame
A million candles burning for the help that never came
You want it darker

 

Hineni, hineni
I'm ready, my lord

 

There's a lover in the story
But the story's still the same
There's a lullaby for suffering
And a paradox to blame
But it's written in the scriptures
And it's not some idle claim
You want it darker
We kill the flame

 

They're lining up the prisoners
And the guards are taking aim
I struggled with some demons
They were middle class and tame
I didn't know I had permission to murder and to maim
You want it darker
We kill the flame

 

難解でよくわからないが、「人間の業」をうたったものだろうか。

 

 

ジャケットを開くと、白い鳥が生と死のボーダーを越えようとしている。

I'm ready, my lord...

 

* * *

 

個人的にいちばん心にしみるのは、この曲 "TREATY" 。

 

I've seen you change the water into wine
I've seen you change it back to water too
I sit at your table every night
I try but I just don't get high with you

 

I wish there was a treaty we could sign
I do not care who takes this bloody hill
I'm angry and I'm tired all the time
I wish there was a treaty
I wish there was a treaty
Between your love and mine

 

They're dancing in the street, it's Jubilee
We sold ourselves for love but now we're free
I'm sorry for the ghost I made you be
Only one of us was real and that was me

 

I haven't said a word since you've been gone
That any liar couldn't say as well
I just can't believe the static coming on
You were my ground, my safe and sound
You were my aerial

 

The fields are crying out, it's Jubilee
We sold ourselves for love but now we're free
I'm sorry for the ghost I made you be
Only one of us was real and that was me

 

I heard the snake was baffled by his sin
He shed his scales to find the snake within
But born again is born without a skin
The poison enters into everything

 

And I wish there was a treaty we could sign
I do not care who takes this bloody hill
I'm angry and I'm tired all the time
I wish there was a treaty
I wish there was a treaty
Between your love and mine

 


* * *

 

レナード・コーエンよ、安らかに。
 

 

2016.11.26 Saturday

落ち葉の絨毯

木曜日の雪にはビックリしたけれど、紅葉中の樹々もさぞかし驚いたと思う。



早過ぎる雪の光堂


カサコソという落葉を踏む音に耳をすますのも散歩の楽しみ。



紅葉の絨毯。



銀杏の絨毯。

先週は沖縄に行ってきた。



雲の絨毯。



大浦湾の貝殻の絨毯。



バイクの跡のような線は、ヤドカリの足あと。



無数の、ちいさな生命。



2016.10.28 Friday

追悼

………
先日、
ある絨毯コレクターの方が亡くなられた。

知的で、穏やかで、「日本にもこんなに素敵な絨毯コレクターがいるんだ」と誇りに思えるような方だった。

とても寂しい。


私もとりあえず今は元気だけれど、大きな病気をしたり、目にもダメージが及びつつあったりして、あとどれくらい元気でいられるのかな、と弱気になるときもある。



それでも生きているかぎり、小さくても楽しみや喜びを見つけよう。

しあわせって、「状態」それ自体にあるというよりは、むしろ「しあわせを見つける能力」なんだ。

あとね、「幸せ」と書くけど、「仕合わせ」とも書くんだって、長年ホームレス支援をつづけてこられた奥田知志牧師が言ってたよ。

「おたがいに人に仕えること、仕え合うこと、みんなが人のために自分のできることをするなかに、幸福がある」って。






Advice
by Langston Hughes


Folks, I'm telling you,
birthing is hard
and dying is meanーー
so get yourself
a little loving
in between.


「忠告」 ラングストン・ヒューズ
木島始訳

みんな、云っとくがな、
生れるってな、つらいし
死ぬってな、みすぼらしいよーー
んだから、摑まえろよ
ちっとばかし 愛するってのを
その間にな。


2016.09.26 Monday

神さまとのやくそく

彼岸花とはよく言ったもので、毎年かならずお彼岸の頃に花を咲かせる。
去年もちょうど秋分の日あたりに、彼岸花は咲いたっけ。

花はたいてい樹木だったり、草に咲く花だったりするので、「ああ、もうそろそろ咲くな」とわかるのだが、彼岸花は突如として現れて花を咲かせ、ほどなく色褪せ、そして劇的に消滅する。

今年もまた貯水池のまわりの雑草の緑一色だったところに、ぽつぽつと現れ、あっという間に緑の土手を紅に染め上げた。

桜花とは違って地味な花で、人に褒められることもなければ、色褪せて消えていくことも惜しまれない。


今年の夏はことのほか暑かった。
この秋も連日雨が降り止まず、いったい自然の営みはどうなってしまったのかと人間が危ぶんでも、彼岸花はそんなことはお構い無しに、今年もまた咲くべきときに花を咲かせた。

まるで神さまとの約束を今年もちゃんと果たしましたよ、とでも言うように。

人間は雑念が多すぎて、なかなかこうはいかない。

この歳になって、彼岸花の偉さがわかった。


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