ずいぶんご無沙汰していましたが、いかがお過ごしでしょうか。
コロナ禍がはじまったとき、ある程度長引くだろうなとは思ったものの、
個人的には1年ぐらいで収まるのではないかと勝手に考えていました。
残念ながらいまだに収束せず、
辛い思いをされておられる方がたくさんおられることを思うと、
ブログに能天気な話を書くのも気が引けていました。
はやくコロナが収まって、平穏な日々が戻ってくることを祈ります。
さて、今回は、
これまで使ってきた掃除機を来週には処分してしまうので、
掃除機へのねぎらいを込めて記事を書きます。
これまで使ってきたのが左側、今回購入したのが右側です。
ドイツのフォアベルク社は、もとはカーペット製造メーカーでしたが、
販売したカーペットのアフターケアも、ということで、
絨毯掃除に適した掃除機をつくるようになりました。
(最近、社名が「フォアベルク」から「コーボルト」に変更になったみたいです)
わたしが左側の「コーボルト130」を購入したのは1998年なので
絨毯にハマる前のことになります。
この掃除機のどこが絨毯に適しているのかというと、
電動ノズルのローラーが回転して、絨毯の奥のホコリを掻き出してくれることです。
「吸引力」に頼るというよりも、「ホコリを叩き出して」吸い取るところがポイントです。
知り合いが委託販売をしており、ある日、掃除のデモンストレーションにやってきました。
あらかじめ家にある掃除機できちんと掃除をしてあるのに、
この掃除機をつかうと、驚くほどホコリがごっそり取れたのです。
ところが性能の良さに衝撃を受けて購入したものの、
本体が3.9Kg、電動ノズルが1.9Kgもあり、使うとき、むっちゃ重いのです!
「ついウッカリ立派な掃除機買っちゃったけど、使いきれないわ〜」
という感じで、それまで使っていた日本製の掃除機を使いつづける日々がつづきました。
その後絨毯にハマったおかげで、部屋に敷いてある絨毯の掃除には威力を発揮してくれました。
↑
あ、でも、コレクション用の絨毯ではありません!
古い部族絨毯は一般的に薄く、織りも繊細であるため、掃除機でギュンギュンやったら一発で破壊されますので、
今回の話は、打ち込みのしっかりした新しめの絨毯に限ります!
性能は良いものの、やはり重いため、なかなか掃除機に手が伸びず、
普段は「なんとかワイパー」と雑巾でゴマカし、コーボルトは補助的に使う存在になっていました。
.....
なんだかんだで20年以上経ちましたが
さすがドイツというべきか、
修理や消耗品など大昔の商品のアフターケアを今だにしてもらえます。
日本では家電さえ「使い捨て」が当たり前になってしまいましたが、
この点、ドイツは素晴らしいと思います。
* * *
それでもさすがに掃除機のあちこちが傷んできて、買い替えを考えるようになりました。
「もう年取ってきたから、こんな重い掃除機はつかえんわー!」(笑)
いまはコードレスが主流になってきていて、性能もアップしているようす。
買い換えるならやっぱり軽いのがいいー、と思っていろいろチェックしていたのですが、
コレ!という製品が見つからずにいたところ、
数年前にモデルチェンジした「コーボルトVK200」のデザインや色、
清潔感があるたたずまいに「あら〜!」と惹かれてしまいました。
ネックになる重さは、本体3.2Kg、電動ノズルが1.8Kgで、合計5Kg。
軽くなったのはわずか800gなのですが、
「筋トレもつづけて多少の重いものなら持てるし、やっぱり絨毯キレイにしたい!」
と、思い切って購入!
いざ使ってみると、重心などで工夫がされているのか、以前のものよりずっと軽く感じました。
おまけに新しいノズルは自動で床の素材をキャッチしてモードが切り替わります。
これまで電動ノズルはカーペット向きで、フローリングや畳は別のノズルにつけかえる必要があったので
「進化してる〜!」と感激しました。
サーっと部屋を掃除してみて、ストレスなしに気持ちがいい!
これなら「なんとかワイパー」に頼らずに、しっかりお掃除できそうです。
......
(と、ここまで書いてきて、「アンタ、お金もらって宣伝してるの?」と思われそうですが
そんなことは一切ございません!
純粋に、商品に感激して書いております、、、)
* * *
ところが新機種で残念なことがひとつ。
前は電動ノズルのローラーを付け替えることによって、
「コボサン」というドライクリーニング洗剤をつかい
自分で絨毯クリーニングができていたのですが、
新しい機種はその機能がなくなっているようなのです。
回数は少なかったけれど、ウチに敷いてある絨毯をこのようにクリーニングしてきました。
「紙パックも使い残しがあるし、
この際、敷いてある絨毯をぜんぶクリーニングしよう!」と思って
先週、大仕事にのぞみました。
リビングの2✖️2.5mのアフガニスタン絨毯、
筋トレルームの2✖️3mのギャッベ、
をはじめとして、総計15平米ほどの絨毯にあらかじめ掃除機をかけ、
「コボサン」を振りかけてローラーで絨毯に叩き込み、
乾いたら掃除機で「コボサン」を吸い取り、、、
あー、めっちゃ疲れました!
ひさびさの大仕事!!
ところが写真撮ってないんですよ、、、
もう、汗はダラダラ、身体はヘトヘトで、
写真を撮る余裕がなかったのです、、、
* * *
でも、やはり綺麗になりました!
なんというか、生成りの部分はクリアになり、色糸が鮮明に濃くなったような気がします。
ありがとう、コーボルト130!
最後にいい仕事してくれました
* * *
ドイツ製品で感動したことがもうひとつあります。
旧機種も新機種も電動ノズルのジョイント部分が同じなので、
古い電動ノズルを新しい本体に装着できること。
古い物を新しい物に組み合わせて使えるようにする発想は、
大量生産、大量消費、大量廃棄のあり方に、一石を投じてくれますね。
そんな大きな話ではなくっても、
今後も「コボサン」を使った絨毯クリーニングができる!
それが、わたしにはうれしいです。