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2010.11.16 Tuesday

トルクメン絨毯と「鍋島」


今年の夏、サントリー美術館で素晴らしい展覧会がありました。
―「誇り高きデザイン・鍋島」―



佐賀藩の鍋島藩窯は、江戸時代に主に将軍家への献上品として
当時の技術の粋を集めてつくられた、日本最高峰の器です。

全国各地の美術館から鍋島の逸品を集めて展示した、とてもぜいたくな企画。
図録で見たことのある名器もたくさんありましたが、
やっぱり実物は違います。
鳥肌が立ちました。

そのなかで、トルクメン絨毯を連想させたのが、連続文様の皿の数々。
トルクメンは、その部族固有の文様=ギュルを連続させた絨毯で有名です。


色絵更紗文皿・17世紀後半


テッケ・メインカーペット・19世紀前半


染付更紗紋皿・17世紀後半〜18世紀前半


チョドール・メインカーペット・19世紀中頃


色絵毘沙門亀甲紋皿・17世紀後半〜18世紀前半


ヨムート・メインカーペット・19世紀前半


「文様の繰り返し」という共通項以上に、
精巧無比、非妥協的なものづくりが、両者を結びつけているように思います。

この格調高さこそ、
トルクメンが部族絨毯の王者と言われるゆえんです。


※鍋島の紋皿はサントリー美術館のカタログ(2010)より、
トルクメン絨毯は"Turkmen  TRIBAL CARPETS AND TRADITIONS"
(The Textile Museum.1979)より引用させていただきました

コメント
今回の内容も素晴らしいですね。焼き物と絨毯の手仕事比較実に斬新な切り口です。
楽しめました。両方を同時に比較して見られるよな展示があったら素敵でしょうね。
  • triBe sakaki
  • 2010.11.16 Tuesday 11:41
地域は違っても、「最高峰」と称される artwork にはどこか共通するものがあるように思えます。トルクメンの深い赤とマーク・ロスコーの「壁画」とを見比べる作業もおもしろそうだと思っていますが、どうなることやら……
  • ぷぎー
  • 2010.11.16 Tuesday 21:01
鍋島は好きで見ていましたが、トルクメン絨緞との比較とは、、恐れ入りました!
ぶぎーさんならではですね。このような視点や見方、感じ方を話し合うというか交換するというか、そういうことって楽しいですよね。プロジェクトもそういう方向をめざすことができれば、と最近思っています。
  • 美しい世界の手仕事プロジェクト
  • 2010.11.16 Tuesday 21:33
コメントありがとうございます!そうなんですよ、いま世の中がなんとなくションボリして縮こまっているような時代こそ、自分の好きなこと、楽しいと思えることを、おたがいに伝えあっていくことって大事なんじゃないかなあって思います。プロジェクトの活動、いつも敬服しつつ見ています。これからもよろしくお願いします!
  • ぷぎー
  • 2010.11.16 Tuesday 22:50
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