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2016.04.28 Thursday

バルーチ SALOR KHANI のサドルカバー


先日とりあげたバルーチのつづきですが、これはなんだと思いますか?

IMG_2917.JPG

先日のホルジン(袋)の大きいタイプは、約80cm四方でしたが、これはおおよそ92✖️99cm。
大きめのbagface よりもひと回り大きいピースです。

IMG_2916.jpg

四角ではなく、オリジナルの段階から上部左右がストンと落ちた形に織られています。
こういう形状のものは、馬などに乗るときの「サドルカバー」だと言われています。

IMG_2930.jpg

BRIAN W. MacDonald 氏の "TRIBAL RUG" 掲載の、デザインがよく似たサドルカバー。
このピースはボーダーが動物づくしだし、オンドリやお花などとっても楽しい!

IMG_2931.jpg

イラン北東部のホラサン(khorassan)地方のサロール・ハニ(SALOR KHANI) という
バルーチの1グループのものだと説明されています。

フィールド中央部は、都市工房のペルシャ絨毯などにもよく使われる「ヘラティ紋様」。
IMG_2935.jpg
この細長いモチーフは「葉っぱ」「羽根」などとも言われるのですが、「魚」説も多数。

IMG_2919.JPG

わたしのピースも中央部分がヘラティ紋様になっています。

IMG_2920.jpg

写真まんなかあたりの白地の「階段状」モチーフもサロール・ハニ特有の紋様みたいです。
下には動物もいるし、上にはユニークな物体が漂っていて、不思議〜なデザイン!

IMG_2922.JPG

劣化しやすい茶色の糸だけでなく、全般的にパイルがすり減ってハゲハゲ〜。泣き
もともとパイルは短めにカットされ、デプレスなしの織り構造なので、布のようにくにゃくにゃ曲がります。

IMG_2925.JPG

パイルが比較的残っている部分を見ると、とてもシルキーで柔らかいウールが使われています。

IMG_2927.JPG

経糸が表面に現れるほどすりきれた絨毯ですが、
それでも大きなお花の陰で動物たちが愛を語りつづけています‥‥ ハートハートハート
 
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