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2017.09.11 Monday

「絨毯展」にむけてバタバタ

 

前回の記事に絨毯屋トライブさんからコメントをいただいたのがきっかけで、

私が考えていた絨毯の展示方法に問題があることがわかった。

 

あまり大きくない薄手の絨毯は愛用の画鋲を使用するとして、

「メインカーペット」と呼ばれる大きめで重めの絨毯は、画鋲で固定するには負荷がかかりすぎる。

 

「絨毯の裏側にカーテンの芯地を縫いつけ、リングでピクチャーレールにつなげばOK?」

なんて考えていたら、それでは絨毯がたるむというアドバイスをいただいたのだ。

言われてみれば、そのとおり。

カーテンの部材を使えば、出来上がりはやっぱりカーテンみたいになる。

「ものを知らない&想像力がない」というのはオソロシイことだ。

 

そこであわててホームセンターに走り、

平べったい角材と、絨毯を木材に固定するためのCクランプ、ピクチャーレールに引っ掛けるヒートンを仕入れてきた。

角材も絨毯の横幅に合わせてカットしてもらい(1カット50円也)、

こうやってバタバタするのがなんだか楽しかったりした。テヘ汗

 

なんとか弛ませずに絨毯を展示できそうで、トライブの榊さんには感謝です。kyu

 

* * *

 

さて、寺原太郎さんナビゲーターによる「世界音楽紀行」10月は

絨毯展に合わせて「ちゃるぱーさ」さんのアフガニスタン音楽です。

お近くの方、お近くでなくてもぜひ!聴きに来てくださいませ〜〜!

詳しくはコチラ

 

IMG_0289.jpg

 

ギャラリーオアシスさんはひとつながりのスペースですが、

エントランス付近の販売コーナー、中央のオープンスペース、奥のカフェ・コーナーがあります。

「世界音楽紀行」のコンサートはオープンスペースで行われますが、

そこに展示する予定の絨毯を前もってご紹介したいと思います。

 

アーティスト演奏ステージに向かって右側の壁には、

Timuri のメインカーペット。

 

 

この意匠の絨毯は、部族絨毯の聖典ともいえる James Opie "TRIBAL RUGS" の表紙にも使われています。

 

アフガニスタン北西部に住む Timuri 族はチュルクーモンゴル系と言われており、

アラブ系と考えられているバルーチ族とは異なるエスニックグループですが、

絨毯の持つ印象が似ていることから「バルーチ絨毯系」として扱われることが多いようです。

 

IMG_0310.JPG

 

比較的新しいアフガニスタン絨毯にもこの意匠は使われており、「筆箱デザイン」と呼ばれているようですが、

たぶんディーラーが勝手に名づけたんじゃないでしょうか。

100年前の Timuri 族が筆箱を使っていたとは思えません。 

羊の角など伝統的な部族の象徴的モチーフや、生命の木を枠で囲ったものだと思います。

 

今回展示する絨毯は、ご覧のようなコンディションですが、

真夜中のように深いインディゴや、繊細で艶やかなウール、

キリッとしたドローイングをご覧いただきたいと思います。

 

同じ部族が織ったものでも、これだけの深い色と艶やかなウール、緊張感のあるドローイングは、

残念ながら新しい絨毯には見られません。

 

一般にバルーチ系の絨毯は「暗闇に光るダイヤモンド」と喩えられますが、

その呼称に耐えられるだけの色と質感を持つ絨毯は、実際には数少ないと思っています。

 

それぞれの「生命の木」たちが、夜の闇の中に、静かに、力強く立っている。

どこか神聖な印象を受ける絨毯です。

 

* * *

 

さてステージ正面には、トルコ西部ベルガマ近郊に住むユンジュ族の絨毯。

 

 

パイルは均等にすり減っていて、一見「キリム?」に見えますが絨毯です。

ベルガマ地方の古い絨毯にはほとんど正方形のタイプがあり、これはタテ150ヨコ145センチ。

 

 

ユンジュ族の古い絨毯はほとんど見かけないので、けっこう貴重だと思います。

トルコは華やかな印象の絨毯・キリムが多いのですが、

渋いレンガ色とインディゴを基調とした力強い意匠、

遊牧民ならではの美意識を感じさせる絨毯を味わっていただけたら幸いです。

 

* * *

 

ステージに向かって左側の壁はトルクメン絨毯です。

 

IMG_0287.JPG

 

写真右側は、テントの入り口にかけるドア(のれん)=「エンシ」デザインの絨毯で、

トルクメン族のテケ支族が織ったものです。

 

この絨毯は今回展示する絨毯のなかでは比較的新しいものです。

一部化学染料が使われている一方で、コチニールも使用されているので、20世紀初めあたりでしょうか。

 

左側は、同じトルクメンでもヨムート支族のチュバル(袋)の表皮です。

ヨムートは渋い茶色の絨毯が多く、下側なんてブラックチョコレートみたい。

そして触るとプニュプニュしてゴムのような質感!

最初このラグに触れたときはビックリしました。

上も茶色のグラデュエーションや緊張感のあるギュルの並び方をご覧ください。

 

* * *

 

‥‥とまあ、絨毯展に向けてオタオタしつつも準備を進めています。

 

IMG_0311.JPG

 

あと、おまけですが9月26日(火)と10月14日(土)それぞれ10時半から簡単なトーク会あります。

下手な話なので、スルーしてくださいませ〜!ゆう★

 

でも、できれば絨毯展はたくさんの方に見ていただきたい〜!

お待ちしています〜〜! きらきら

 

 

 

 

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