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2018.03.12 Monday

うちのトルコ絨毯

 

近くの里山では梅の花が見ごろをむかえ、桜は着々と開花に向けて準備中。

 

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ギブスが取れたあとも左手はなかなか思うように動かなかったのですが

ようやくブログを書く余裕ができてきました。

 

* * *

 

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きょうは天気が良かったので、ひさしぶりに絨毯を干しました。

 

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冬は乾燥しているとはいえ、しまいこんでいると空気が淀んで絨毯にはよくありません。

 

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きょうはトルコ絨毯だけですが、日に当てて風を通すことができました。

 

* * *

 

1月にミラス絨毯の記事を書いたとき、

その源流とでも呼ぶべき「トランシルヴァニア絨毯」について

写真だけでも絨毯好きの皆さんにご紹介したいなあ、と考えていました。

 

アンティークのトルコ絨毯は、宮廷用の巨大な絨毯もありますが、

多くはタタミ1畳ほど「セッジャーデ」と呼ばれる大きさのものです。

「トランシルヴァニア絨毯」もセッジャーデ・サイズ。

 

すでにブログにアップしてきた絨毯ばかりですが、

うちにあるトルコ絨毯をもう一度、眺めてみたいと思います。

 

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この二枚はトルコ西部のミラス絨毯。

右側は、よく絨毯の本に登場する独特のミヒラブを持った代表的なデザイン。

左側も祈祷用デザインですが、あまり本では見かけないタイプ。

ひとまわり小さいですね。

 

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縦糸は染めていないウール、緯糸が茜で染めたウール。

パイルはもちろんウールです。

 

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トルコ中央部の絨毯。

左はムジュール、中央と右はクルシェヒールの絨毯です。

 

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ミラスと同じく、縦糸は染めていないウール、緯糸は茜で染めたウール、パイルもウールです。

 

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左はクラ、右はギョルデスの絨毯。

トルコ西部でも、ミラスの北、イズミールの東になります。

 

「トルコ結び」の別名が「ギョルデス結び」と呼ばれるように、

ギョルデス絨毯は18世紀から19世紀にかけて、さかんに欧米に輸出されました。

 

このギョルデス絨毯は、緯糸と白いパイル糸がコットンです。

初期のギョルデス絨毯はすべてウールでしたが、19世紀になると緯糸がコットンになりました。

 

右のクラ絨毯は「輸出用」というよりも、自分たちで使うタイプの村の絨毯です。

20世紀に入ってのものだと思いますが、ウールも染めも素朴な味わいがあります。

 

IMG_0519.JPG

 

トルコ東部の「濃ゆーい」絨毯です。

トルコ東部の絨毯は「クルド」なのか「ユルック」なのか、判別に困りますが

左側のいかにもワイルドな印象に比べて、右側はきちんとして可愛い感じですね。

 

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ウールの質も違います。

どちらもセルベッジ(耳)にこだわりがあります。

 

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やはりトルコ東部の絨毯。

どちらもクルドのようです。

 

左は色使いがすばらしく、モチーフにも可愛さが感じられます。

コンディションはよくないけれど、本に載ってもおかしくない絨毯だと思います。

 

右はオレンジは天然だと思いますが、かなり化学染料が入っている模様です。

形もずいぶん末広がりだし、品がいいかといえば「うーん、、、」ですが、

とにかくパワフル! こういう絨毯もアリ!なのではないでしょうか。

 

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あんまりお行儀が良くなくても魅力的な人がいるように、

ケミカルが使われた「横紙破り」の絨毯だって、織った人の息づかいが感じられていいなあと思うんですよ。

 

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