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2011.09.02 Friday

アフガン ウズベク族のGhudjeri(ガジャリ)織り

 
アフガニスタンの毛織物をもうひとつ。
ウズベク族の「ガジャリ」もしくは「グジャリ」といわれる毛織物です。



一般的なキリム(平織り)は横糸に色がついていて、横糸が表面に現れますが、
ガジャリ織りは経糸に色がついていて、経糸が表面に出ます。



こちらは裏面になりますが、上下に厚い糸束が通されていますね。
ガジャリは15cm〜30cmの細長い織物を何枚もつなげていって一枚の毛織物になります。
このガジャリは、約30cmの織物を8枚ほどつなげたものです。



ガジャリ織りには色彩のコントラストがはっきりしたものが多いなか、
このピースは色合いがまったりしていて、おおらかさを感じさせます。



どちらかというと夏のインテリアに似合う色合い。

茜部分はやさしい朱色、緑部分もやや若草の味わいがあります。
黄土色って、ふつうは「綺麗」なイメージからは遠い感じがしますが、
水色にちかい薄めのインディゴとの取り合わせで、素朴な美しさを感じさせます。



ガジャリ織りは一般的にフリンジ部分が纏(まつ)られていて見えないのですが
これはフリンジが出ています。
このフリンジが「横糸」ということになります。



横糸は生成りのウール。
経糸と横糸では別のウールを使うこともよくありますが、
このピースも、経糸のほうが細く柔らかい糸を使っている感じがします。



ガジャリ織りの特徴は、縦に織られる構造のせいもあって、しなやかなこと。
布に近い感触で曲がるので、床に敷くよりもカバーリングに適しています。
ソファーにかけてもよし、見せたくない家具を覆うのもよし。



インテリアに使いやすい毛織物なので、日本にももっと広まってほしい毛織物です。
日本では発想が、つい「敷く」ことに行ってしまいますが、
カバーリングや壁に飾る使いかたがもっとポピュラーになるといいなあ。



ウズベク族のガジャリ織りを目にする機会がありましたら、
ぜひぜひじっくり見てください。
日本のインテリアに馴染みやすいアイテムです。

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